船橋競馬場ではどの枠が有利なのか?
全体では外と内どちらが有利か?
船橋競馬の外枠と内枠はどちらが有利なのか。今年の上半期の集計から見てみよう。
今回は枠の数字ではなく、中外内枠にわけて考えた。理由はレースによって枠の数が変化するからである。
それを加味して上半期の全てのレースで馬券に絡んだ馬の枠を集計してみた結果は以下になる。
外363頭 中437頭 内280頭
意外と差がなく気持ち内枠が不利という程度である。
では距離別だとどのような傾向があるか?
距離別枠
- 1000m 外10 中16 内4
- 1200m 外122 中134 内86
- 1500m 外54 中65 内37
- 1600m 外46 中66 内53
- 1700m 外7 中5 内12
- 1800m 外30 中29 内17
- 2200m 外6 中13 内5
全体に共通して見られるのは内枠不利の傾向であるが、特筆すべきは1600m、1700m。1600では内枠が大きく外枠に勝っている。
また、比較的中枠有利のレースが多い船橋において1700では唯一中枠が明確に成績を落としている。傾向として距離が短いほど内枠が苦戦していると見ることができる。
では馬場コンディションではどうか?
- 良 外177 中236 内127
- 稍重 外71 中78 内55
- 重 外61 中68 内43
- 不良 外54 中55 内55
基本的に中有利の傾向は変わりないが、良馬場ならば顕著に中が有利であり、馬場が荒れるほどに差がなくなり、不良では明確に差が均一になった。
各枠を得意にしている騎手
最後に各枠における騎手の馬券に絡んだ成績を紹介する。
外枠
- 29回 笹川
- 24回 本田
- 25回 矢野
- 17回 本橋
- 16回 山中
- 15回 川島
- 14回 張田、野畑、澤田、山口
中枠
- 43回 張田
- 27回 本田
- 26回 笹川
- 22回 山中
- 19回 矢野
- 18回 澤田、川島、篠谷
内枠
- 28回 本田
- 24回 笹川
- 21回 澤田
- 17回 矢野
- 16回 山中
- 14回 本橋
- 11回 御神、山本聡、川島
外枠では恒例の有力騎手がランクインし、そこに山中騎手が迫る。中枠では張田騎手が驚異的な戦績。内枠では有力騎手に澤田騎手が迫るといった結果になった。笹川騎手、本田騎手、矢野騎手といった有力騎手はどの枠でもしっかり絡んでいることが伺えた。また、一部騎手は船橋での騎乗が少なく必ずしも実力には反映しないことは控えて置くべきだろう。
まとめ
大まかにみると船橋競馬の傾向としては内枠不利で中枠有利の結果になった。しかしながら、距離や騎手によって狙い目のある場合もあるのでそうした傾向を加味しながら楽しみたいところである。
今回も最後まで拝読頂きありがとうございました。